ウルトラシリーズ

ウルトラマン 第34話「空の贈り物」はコメディドラマだった!?あらすじと感想

ウルトラマン 第34話より

 

空からの贈り物、いろいろあるけれど……。

こんなもの、あんなものが降ってきたら!?

 

ちょっとコメディ仕立ての実装時作品。

降ってきたのは怪獣・スカイドンでした!?

 

今回は空想特撮シリーズ「ウルトラマン」から

第34話「空の贈り物」のあらすじと感想です。

 

ウルトラマン 第34話「空の贈り物」
〈あらすじと感想〉実相寺監督作品

ウルトラマン 第34話「空の贈り物」は、

1967年3月5日に放送された。

脚本は佐々木守氏、監督は実相寺昭雄氏です。

以下、あらすじと感想です。

 

空からは、いろいろなものが降ってくる。

今回降ってきたのは怪獣!

チョー重いやつ

メガトン怪獣スカイドン!!

 

地上に降りて、いきなり火を吐くスカイドン!

どうにかしてスカイドンを宇宙に還したい科特隊。

いろいろな作戦を試してみるが、あと一歩で失敗。

 

スカイドンが重すぎて、ウルトラマンも相手にならない。

 

なんとか風船化して、空に飛ばしてみたら、

自衛隊の演習機に撃ち落とされてしまう……って!?

 

墜落してくるスカイドンはウルトラマンと衝突する!

そして大爆発

ようやく、スカイドンの驚異は去ったのだった。

 

浦野光氏のナレーション

物語冒頭

空からは絶えず地球上へ、

なにかが降り注いでいる

目には見えないが、

無数の宇宙線、そして流れ星となった隕石

 

雪はやがて、みぞれに変わり、雨になる

これだって、空からの贈り物だ

 

雨の日、傘も空から降ってきたら、どんなにいいだろう……

だがしかし、空からはとんでもないものも降ってくる

人間だって降ってくる

とかく東京の空は危険である……

いつなんどき、なにが降ってくるかわからないのだ……

ウルトラマン 第34話より

 

スカイドン

その夜、東京の空に怪しい火の玉が降った

空から来た怪獣は、その夜スカイドンと名付けられた

そして、科学特捜隊によってスカイドン攻撃作戦が練られたのである

かくて、水素は次々とスカイドンの身体に注入されていった

ウルトラマン 第34話より

 

作戦成功?

だが、安心するのはまだ早かった

ちょうどそのころ航空自衛隊基地から演習のために飛び立った戦闘機があった

怪獣風船化作戦のことは自衛隊にまで連絡が届いていなかった

そのため隊員は空を上昇する奇怪な風船を警戒した

そしてついに……

ウルトラマン 第34話より

 

戦い終わって

春ねぇ、もうすぐ……

フジ隊員はもう一度心の中でつぶやいた

そうだ、東京の春はもうすぐだ

春になったら、もう嫌なものは絶対に空から降って欲しくない

なぜって?

だって春だもん

そう、春は人の心を明るくさせる季節だからである

ウルトラマン 第34話より

 

実相寺監督のウルトラマンはナレーションが多い。

内容が濃すぎて、映像が追いつかないのか!?

ナレーションで状況説明します(笑)。

作戦バリエーション
スカイドンを宇宙に捨て去る!

  • ワイヤーロック作戦

文字通り、3機のビートルのワイヤーでスカイドンをロック

しかし、スカイドンが重すぎて持ち上がらず、

ワイヤーを切断した。

  • オートジャイロ作戦

わかりやすく言うと、

ドラえもんの「タケコプター」です。

特大のタケコプターを取り付けて、どこかに飛ばしてしまおう!

 

オートジャイロによって、空の彼方に消えかけたスカイドン!

宇宙まであと一息のところ、プロペラの推進力が弱り失敗に終わる。

  • ロケット弾作戦

かつては、ガマクジラを宇宙に飛ばしました。

ちなみにスカイドンの着ぐるみははガマクジラの改造です。

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今回は、スカイドンが重すぎて、ロケット弾では持ち上がらなかった。

中途半端な浮力で、スカイドンが踊り狂う!?

  • 怪獣風船化作戦

ムラマツ曰く、水素ガスを「ヤツの尻の穴」に撃ち込む。

風船のように膨らんだスカイドンは今度こそ宇宙に向かうはずだった。

しかし、自衛隊の演習機に撃ち落とされてしまった!

珍しい科特隊の日常

科学特捜隊基地作戦室と云えば、普段は非日常空間である。

怪獣や宇宙人に対する作戦を練る場所だ。

 

今回は、物語冒頭でアキコ隊員が窓の外の雪に喜び、

大福をノドに詰まらせる

ハヤタは爪を研いでいる

 

ビートルからハヤタは傘を地上に落とす。

それをキャッチするムラマツって、ちょっとおかしい。

そんなバカな!?

コントじみていました。

 

東京の空から何かが降ってきて、

あわてて作戦室に集まる隊員たち。

パジャマ姿のアキコ隊員。

イデ、アラシまでも。イデは枕まで持ってくる

ムラマツキャップは制服は着ているが、前後が逆!?

やはりコントでした。

コメディです。

 

オートジャイロ作戦が上手く行ったと思い、

作戦室でビールで祝杯をあげる!

失敗がわかり、作戦室ではムラマツは腕を組む。

イデは鼻毛をカット

ハヤタはアラシに肩を揉ませる……って!

 

怪獣風船化作戦のあと、

リラックスモードでカレーライスを食す隊員たち。

アキコ隊員からの報告にノドをつまらせるムラマツ

キャップに気を揉むイデ

マイペースで食べ続けるアラシ

ハヤタは勇んで外に出る。

さあ変身

フラッシュビームを点灯!

と思いきや、その右手にはスプーン!

あまりにも有名なシーンでした。

 

事件解決後、どこぞの庭園でお茶を楽しむ隊員たち?

着物姿のアキコ隊員がお抹茶をたてました。

実相寺カット!?

ウルトラマン 第34話より

これからスカイドンにどう対処するか?

テトラポットに隊員5人座って考える

科特隊面々の背景は幾何学模様的な……。

 

ムラマツがワイヤーロック作戦を命ずる。

復唱する隊員たち。

その時に映るのは、マイクと口元のアップのみ

ワイヤーを切るとき、ようやく表情が映ります。

 

風船化作戦後……。

自衛隊機がスカイドンを撃ち落としたことを報告するアキコ隊員。

なぜか、そのお顔は超ドアップだった。

ということで、いかがだったでしょうか?

 

子供の頃に見た印象は、とても重い怪獣のお話。

今見直してみると、ものすごくきめ細かい内容でした。

 

あなたはどう感じましたか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また〜。

 

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