どろろ

どろろ 原作紹介 手塚治虫の名作!あらすじ感想!その9 ばんもんの巻

荒れ地にそびえる巨大な壁

ばんもん!?

なぜか化け狐まで現れる……。

醍醐景光の息子・多宝丸とは?

 

……ということで、こんにちは!

ヒロシさんです。

「ゆるゆる投資ログPlus」へようこそ。

 

今回は、手塚治虫の名作「どろろ」の原作紹介〜その9〜/あらすじと感想です。

 

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「どろろ」原作紹介〜その9〜ばんもんの巻
<あらすじと感想>

以下、「どろろ」ばんもんの巻のあらすじと感想です。

 

大きな板と人々

どろろと百鬼丸の旅は続いている。

荒れ地に、大きな板が立っていた……。

 

トリデかなんかの跡地か?

塀だけが残っている……。

その塀の下で野宿するふたりは、化け狐に襲われた。

夜が明けて、狐は消える!?

 

今度は、人がたくさんやってくる。

塀の裏に隠れるふたり。

 

泣いて命を乞う家族を処刑する兵隊たち!

どろろは、黙っていられず兵隊相手に大暴れ!

大将の相手をするのは、百鬼丸!

 

どろろから百鬼丸の生い立ちを聞いて、

青ざめていく大将……。

百鬼丸の実の父親である醍醐景光その人であった。

一方、百鬼丸もなにかを感じ取っていた。

 

状況を悟った景光は、部下を引き連れて去っていく。

どろろは、殺されてしまったこどもを優しく土に埋めた。

 

 

醍醐景光と多宝丸

町に到着したふたり

どろろが先行して様子を見に行くが、

なぜか人々に囲まれ暴行を受ける。

 

百鬼丸も町に入るが、

なぜか人々はよそよそしい態度

そして、男たちに囲まれる。

朝倉の間者は斬る、とのこと。

 

問答無用で斬り合いになるが、勝ったのは百鬼丸。

傍らで見ていた男が百鬼丸に話しかける。

命じたのは自分だ、と。

 

醍醐景光は自分の父であり、自身を多宝丸と名乗る。

屋敷に来るように命じ、馬を走らせる。

 

屋敷に到着した百鬼丸をひと目見て、なにかを感じ取る

部屋に通された百鬼丸は、庭から妖気を感じる。

例の狐の化け物が現れ闘い、これを撃退する。

 

多宝丸と景光が、部屋にやってきた。

百鬼丸の剣の腕と、不自由な身体について話をする。

 

わが子であることを確信したのか、

そしてまだ多少のが残っているのか、

景光は百鬼丸に仕官を勧めた。

 

どろろを探しに部屋を出た百鬼丸が母親と遭遇

親子である疑惑と確信、喜び、そして後悔……。

百鬼丸は激しく動揺する。

 

助六とどろろ

助六少年に助けられたどろろ。

助六によると、

国境(くにざかい)のひとつの町が、戦(いくさ)により敵味方に

あの塀「ばんもん」によって仕切られている。

 

戦の前に遊びに出た助六。

いまでは、仕切りの向こうにいる父と母にも会えず、

家にも帰れないとのこと。

 

またも化け狐に襲われる百鬼丸。

死んだ兵隊の肉を食らい、妖術をもあやつる化け狐……。

 

そのころ、兵隊たちに集合がかかり、

一気に塀の向こう側に攻め込む様子。

これを利用して家に帰りたい助六。

 

助六のために兵隊と戦い、

どろろは捕まってしまった。

家族と会えたか、と助六のことを気にかけるが……。

助六もまた捕えられていた。

 

多宝丸対百鬼丸/化け狐対百鬼丸

ばんもんにて処刑が始まる。

指揮しているのは、あの多宝丸

 

塀を越えようとした人々が、みな殺される。

百鬼丸が、どろろをぎりぎりで救出!

 

そして、多宝丸と一騎打ち!

実の兄弟の殺し合い!

報告を受けた景光は、

ふたりの戦いをやめさせようとするが……。

 

百鬼丸の心に響く化け狐の声……。

「おまえの相手は弟だ。醍醐景光はおまえの父だ。けけけーっ!」

百鬼丸が勝ち、多宝丸は死んだ。

 

弟を殺した!?

知りたくなかった百鬼丸は逆上、化け狐と対決!

火薬を仕込んだ疑似鼻を外し、化け狐の口に放り込んだ!

化け狐の頭部は爆発し、飛散

完全に、息の根を止めた。

 

そして、またも苦しみ始める百鬼丸。

ほんもののが戻ってきたのだ。

 

どろろと百鬼丸は、

化け狐の死体をばんもんにさらした。

狐の重さでばんもんが崩れ

人々が自由に行き交うようになる。

 

多宝丸の亡骸を見て、衝撃を受けた景光。

部下たちに百鬼丸の首を取ってくるよう命じるのだった。

 

醍醐景光!その心中は?

48体の魔物にわが子・百鬼丸の身体を売り渡し、

天下取りを目論んだ醍醐景光。

 

葛藤はあったのか?

多宝丸のことはかわいがり、すべてを譲るつもりだった。

 

再会した百鬼丸に仕官を勧めたのは、多少は親心が残っていたのか?

罪滅ぼしのつもりだったのか?

 

多宝丸が死んだことにより、逆上した景光!

百鬼丸への憎しみだけが残ったのか!?

この辺、かなり複雑な心境か!?

ということで、いかがだったでしょうか?

 

「ばんもん」のモデルは、

ベルリンの壁?はたまた板門店

大勢の人が犠牲になり、ばんもんは無くなった……。

 

あなたは、どう感じましたか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また〜。

 

◆どろろ 原作紹介

発端の巻 百鬼丸の巻 法師の巻 金小僧の巻 万代の巻 人面瘡の巻
無残帳の巻 妖刀の巻 ばんもんの巻 白面不動の巻 鯖目の巻 地獄変の巻
二ひきのサメの巻 しらぬいの巻 無常岬の巻 ミドロの巻 どんぶりばらの巻
四化入道の巻 ぬえの巻

 

どろろ 1〜3巻

著者:手塚治虫
発行者:秋田貞美
発行所:(株)秋田書店

◆1巻

発端の巻
百鬼丸の巻
法師の巻
金小僧の巻
万代の巻
人面瘡の巻
無残帳の巻
妖刀の巻

◆2巻

ばんもんの巻
白面不動の巻
鯖目の巻
地獄変の巻

◆3巻

二ひきのサメの巻
しらぬいの巻
無常岬の巻
ミドロの巻
どんぶりばらの巻
四化入道の巻
ぬえの巻

 

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