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どろろ 原作紹介 手塚治虫の名作!あらすじ感想!その2 百鬼丸の巻

川に流された生まれたばかりの赤ん坊……。

……月日は流れた。

 

……ということで、こんにちは!ヒロシさんです。

「ゆるゆる投資ログPlus」へようこそ。

 

今回は、手塚治虫の名作「どろろ」原作紹介〜その2〜/あらすじと感想です。

 

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「どろろ」原作紹介〜その2〜百鬼丸の巻
<あらすじと感想>

以下、「どろろ」百鬼丸の巻のあらすじと感想です。

 

百鬼丸

戦国の世……。

朽ちていく屍(しかばね)。

吹きすさぶ風の中を、

脇に刀を挿した少年が歩いてくる。

 

野盗たちが引き止める。

「お前のその刀をよこせ!」

野盗の頭(かしら)は凄んだ。

 

かかわりたくない様子の少年。

仕方なく刀を差し出すと……。

野盗連中はそれを拾おうとする。

 

少年の両腕が外れ、中からが飛び出した!

恐るべき剣技で、一瞬のうちに野盗たちを切り捨ててしまう!

 

差し出した剣を拾い、

外した両腕を足を使って器用に戻す。

再び歩き始める少年……。

 

しかし、なにかの気配が!?

姿なき者?

草履だけが着いてくる!?

 

しびれを切らした少年は、草履の上に斬りかかる!

飛び散る

この世のものではないのか。

 

少年が叫ぶ!

バカにするな!も見えねぇし、も聞こえねぇ……。

だけど、心の目で普通の人間と変わらねぇ」

 

……再度、着けてくるものあり!

今度は野犬に乗り移って襲いかかってきた。

 

しかし、少年は強い!

野犬に乗り移ったなにかを斬り裂く!

少年の名は百鬼丸

 

人間ではない何者かに追われている……なぜ?

 

どろろ登場

百鬼丸が橋から下を見ると、

河原で大勢の大人たちが一人の子どもをいたぶっていた。

 

大人の一人にわけを聞くと、

子どもの名は「どろろ」と云うらしいが……。

 

人をだましたり、ものを盗んだり、いやがらせをしたりで、

大人たちからは相当憎まれているようだ。

しかし、このままだと大人たちはどろろを殺してしまう勢いだ。

 

そのとき、百鬼丸が何かを感じた。

悪霊がまたやってきた。

今度はゴミに乗り移り、川から襲う!

一人、犠牲者が出た。

 

どろろを殺す勢いだった男が、白骨化した

ゴミに乗り移った死霊は川から橋をよじ登ろうとする。

しかし、その上にはどろろが……。

なんとか橋をよじ登ったどろろ。

 

百鬼丸が臨戦態勢

腕に仕込んだ刀で、頑丈な木製の橋を斬る!斬る!

ついに橋が倒壊

橋とともに消える悪霊……。

 

ほっとしたどろろの興味は、

百鬼丸の腕の中のに移った。

 

どろろは百鬼丸につきまとってくる。

再びどろろに絡みついてきた悪霊を百鬼丸が倒す!

 

突然、百鬼丸の顔から目玉が抜け落ちた!

驚くどろろ!

それは義眼であり、じつは作り物!?

百鬼丸が自分の生い立ちを語り始めた。

 

百鬼丸その生い立ち

…………川を流れていくタライ

その中には、布で巻かれた赤ん坊

薬草を取りに来た医者が見つけて拾う……。

 

赤ん坊を見て仰天!

手も足もない!耳も鼻も……。

あるのは、

目と鼻と口の場所にぽこりと開いている穴……。

だが、人間だ!!

 

医者は赤ん坊に同情する。

赤ん坊にお粥をあてがってみると、チュウチュウとすする。

育つものなら、この子を育ててみよう!

医者は心に誓った。

 

ある日、医者は声を聞いた。

……なにか食べたい……

赤ん坊が、で話しかけていた……。

心の中で、会話ができた!?

 

口や耳がなく生まれたので、

不思議な力を持っているのか。

 

りっぱな学問と腕を持っていた医者は、

義眼・義手・義足などを作った。

薬草麻酔として使い、手術……。

 

見た目は、ふつうの人間のようになった。

ひと月後に、動く練習が始まる。

傷みと苦しみと戦った……。

 

やがて、不思議な勘を駆使して自由に走れるようにもなる。

ある日、医者のもとへ患者がやってくる。

患者は妖怪であり、医者に襲いかかる!

 

危ないところを子どもに助けられた。

この子どもが引きつけてしまうのか、

医者のもとに次々に妖怪たちがやってくるようになった。

 

どうやら、妖怪たちの目的はこの子どもにあるのは間違いない。

子どもに旅を勧める医者。

そして、子どもに再手術を施す。

大将から拝領した刀を義手に仕込んだ。

 

会話に不自由が無いように腹話術の本を手渡す。

着物を着て刀を挿し、堂々たる「せがれ」。

 

あの赤ん坊を立派に育てた医者はせがれに告げる。

「これからお前は百鬼丸と名乗れ!」

 

百鬼丸は義父の元を離れ、旅に出た。

 

「声」を聞いた百鬼丸

旅の途中……、

とある祠(ほこら)で雨宿りをする。

そこで百鬼丸は「」を聞いた……。

 

「お前の身体は48箇所の足りないところがある……

48匹の魔物と対決せよ……

勝てば、普通の人間に戻れるかもしれぬ……」

 

問い返してみたが、声はそれ以上は応えなかった……。

 

その3 法師の巻に続きます。

 

百鬼丸の着物は錨柄(いかりがら)

百鬼丸の着物は、おなじみの錨柄(いかりがら)

医者である義父から譲り受けたものでした。

 

百鬼丸のトレードマークです。

 

見ようによってはチューリップのようにも見えます。

 

ということで、いかがだったでしょうか?

 

こうして、百鬼丸の旅は始まりました。

 

あなたは、どう感じましたか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また〜。

 

◆どろろ 原作紹介

発端の巻 百鬼丸の巻 法師の巻 金小僧の巻 万代の巻 人面瘡の巻
無残帳の巻 妖刀の巻 ばんもんの巻 白面不動の巻 鯖目の巻 地獄変の巻
二ひきのサメの巻 しらぬいの巻 無常岬の巻 ミドロの巻 どんぶりばらの巻
四化入道の巻 ぬえの巻

 

どろろ 1〜3巻

著者:手塚治虫
発行者:秋田貞美
発行所:(株)秋田書店

◆1巻

発端の巻
百鬼丸の巻
法師の巻
金小僧の巻
万代の巻
人面瘡の巻
無残帳の巻
妖刀の巻

◆2巻

ばんもんの巻
白面不動の巻
鯖目の巻
地獄変の巻

◆3巻

二ひきのサメの巻
しらぬいの巻
無常岬の巻
ミドロの巻
どんぶりばらの巻
四化入道の巻
ぬえの巻

 

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